塩化カルシウムというのは融雪剤と訳されることもある、冬のアウトドアシーンにはなくてはならない薬剤です。学校などの体育の用具室にたくさん積み上げられている塩化カルシウムの袋を見たことのある人もいるかもしれません。塩化カルシウムは、不意の降雪などにために予定していた陸上競技の大会やサッカーの試合などのために人を集合させておきながら中止することができないような場合に活躍するものです。塩化カルシウムの利用範囲は広く、一番注目されているのが野外での使用を強要されるような場面です。
特に全天候型を唱っている太陽光発電の周辺機器をつなぐためのケーブルを守るものとして注目を集めているとのこと。とりわけ降雪の日数の多い地域の利用については、降雪のあった日が利用効果を下げてしまうので、その中でも最大の効果が出るように塩化カルシウムでケーブルの降雪部の雪を溶かしていこうというのです。太陽光発電では、多くのケーブルが使用されています。太陽光を受けパネルをつなぐためのケーブルをはじめ集めた電力を室内に運ぶためのケーブルもあります。
そのほとんどが野外に出ているので、この薬剤の利用はたいへん効果的なのです。太陽光発電では太陽光をパネル自体で受けることになるため、パネルに雪が積もっても効果は極端に低減してしまいます。そのため、パネルの表面への薬剤の散布も当然ながら考えていく必要があります。もちろんその際は、発電の成果と薬剤の散布の経費を比較してみなければなりません。