結束バンドはナイロンなどの樹脂でできたバンドで、ゴムや布、麻紐などより耐久性に優れています。結束バンドは主にケーブルがバラバラになったり垂れ下がったりするのを防ぐ目的で使われます。電線や電話線を外から建物に引き込んだり、太陽光発電装置の設置など、屋外で使われる場合もあります。屋外で使用する場合、配線は紫外線の直射にされされます。
実は紫外線には、樹脂素材の分子結合を破壊する働きがあるため、樹脂製品の劣化が早くなります。そのため、紫外線の影響を抑える炭素微粒子を素材に使用した、屋外向けの結束バンドを選んで使用する必要があります。屋外で長時間紫外線の影響を受けると、水分を失って硬化し、破損しやしくなります。見た目の劣化はもちろんですが、素材の分子構造自体を変化させてしまう為、劣化してしまったものはどれだけ手入れをしても元に戻ることはありません。
急な破損は、怪我や事故のリスクを高めるため、屋外用の製品をしっかり吟味しなければなりません。一般的には「ナイロン66」に耐候性を持ったカーボンなどを混ぜ込んだ、「耐候性ナイロン66」が最も広く使われています。「耐候性ナイロン12製結束バンド」という製品もあり、同じナイロンでもより耐候性の高いナイロン12をさらに加工した素材を使用したもので、寿命は33年にものぼり、非常に長期的に使用できます。同じ紫外線対策製品でも、種類によって寿命や耐候性は大きく異なります。
環境や使用年数を考慮し、安全のために最適な物を使用しましょう。