配線ダクトは配線を一つにまとめてすっきりさせるためのアイテムで、大量の配線を必要とする場所で広く使われているものです。現代ではオフィスなどでも使われるようになっており、整理するために後から導入するというケースも珍しくはありませんが、配線ダクトといっても様々な種類があって選択する時に迷います。配線ダクトを選ぶ時のポイントは、収納するケーブルの大きさにマッチしているものであるかどうかや設置のしやすさ、それに材質などがあります。余裕を持って大きいものを選ぶことが重要ですが、大きすぎても邪魔になるというケースがあるので配線の計画も含めて適したサイズのものを選ばなければなりません。
また製品によって設置のしやすさが変わってくるもので、特に分岐したり曲がる場合にはそれに適した部品が必要です。それらを調達しやすい製品であることや、設置する際に必要な金具なども用意されているかというのも選択するときのポイントになってきます。一方で材質は難燃性のものを選ぶことが重要で、これは火災が発生した際に可燃性のものであればダクトから火が広がってしまうという可能性があり、消火活動に悪影響を与えてしまいますが、難燃性の材質であれば少なくともダクトから広がるということを防ぐことができるので、防火という点でも意味があります。特に配線ダクトは見えない場所に設置するケースも多くありますから、この難燃性というのは選択するさいにもっとも重要なポイントです。