東北や北海道あるいは北陸などでは、冬には雪が降ります。この雪が道路に積もった場合、気温が0℃以下だったり日陰だった場合、溶けずにそのまま積もったままの状態になってしまいます。雪が道路に残ったままですと、道路が凍結し車がスリップし事故に結び付いたり、歩行者が転倒しケガをしてしまう恐れがあり、非常にリスクを伴います。また、北海道や東北など雪がかなり積もる地域では、雪が原因で車を車庫に入れることができなくなってしまったり、玄関から家に入ることもできなくなります。

そのような時は、除雪作業を行ったり道路にお湯をまいて氷を溶かす作業を行います。ですが雪はかなり重いので、かなり労力と時間を要します。また凍った氷を溶かすのに非常に多くのお湯を用意する必要があります。そのため、雪国では融雪剤を使い雪を溶かすことが行われます。

融雪剤は、散布することによって凍結を防止することができる優れものです。融雪剤の主な原料は塩化カルシウムです。この塩化カルシウムは、海岸に多い塩害の原因となることがよくあります。塩害は、金属類に大きな被害をもたらします。

そして、私たちの生活には不可欠なケーブルもその1つになります。融雪剤を撒いていると、その水溶液が地中に浸透していき、やがて地中のケーブルを浸食してしまうのです。そのため、融雪剤の浸食で劣化してしまったケーブルが原因で、冬期に配線のトラブルがよく起きているので、使用には十分な注意が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です