配線ダクトは電気ケーブルや通信ケーブルなどを通しておくための筒のことで大量のケーブル類を引き回さなければならない場所で、それらが絡まり合わないようにするためのものです。現在のオフィスではコンピューターを使うことが当たり前となっており、一人一人に機器が割り当てられていますが、それは同時にケーブルによって電気を供給したり通信を行わなければならないという状態でもあり、配線の数も膨大になるということを意味しています。この配線を整理するために配線ダクトは幅広い場所で使われており、事務作業をする場所では欠かせないものです。配線ダクトそのものは樹脂製の筒で、大抵の場合にはパイプではなく上面が外れるようになっており、その上からケーブルを入れることができるようになってます。

樹脂といっても様々な種類がありますが、配線ダクトを設置する時に止められるのが自己消化性です。樹脂製の場合には可燃性のものもあって火災が発生した場合にはそれに火がつき広げてしまうというリスクがありますが、自己消火性のある材質であれば自身は燃えることはないので火災が広がるのを防ぐことができます。この自己消火性の材質として使われているのが硬質塩化ビニールなどで、配線ダクトを選ぶときのポイントになります。また中身が見えるタイプもあり、そのような場合には中に入っている配線を開けることなく確認することができるので長い距離の配線を行う上でもメリットがあります。

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